【1】教育プログラムの構造

【1】教育プログラムの構造

(1)従来の経営学とダイブツ塾の違い

上図のように車に例えて言うなら、従来の経営学は、車の歴史、構造、材質など知識を学ぶことと同じであり、実際の経営に必要な能力は、「車の運転技術」つまり「技」に当たる。ダイブツ塾で学ぶものはこの「技」の部分に相当する。もし知識がなければ経営が出来ないというならば、小学校しか出ていない松下幸之助や本田宗一郎のような大経営者は誕生していなかったことだろう。

(2)ダイブツ塾の教育プログラムの構造とは

ダイブツ塾の教育プログラムの構造は下図の通りである。


①チェンジ・リーダーに必要なものは主に「胆力」と「実践力」で、「胆力」とは、失敗を恐れず、勇敢に挑戦する「精神力」 、物事に対して怖がったり尻込みしたりしない 「気力」や「度胸」のこと。 そのために独自の信念・哲学を持ち戦略立案能力、 リーダーシップ力などの力をもつことである。

②「実践力」とは、基本、応用と順に力を養成し、最終的に実践の場で試される力で、事業の創業、切羽詰まった改革など事業経営の重要なターニングポイント、 修羅場で発揮出来る力を指す。そのために数多くの実践経験をこなし、いざという時の勝負勘を養う。

③そこでカリキュラムでは、まず胆力を身につけるためには、人物研究や歴史や古典、それも長い歴史を生き抜いてきた良書、良智を身につけ、さらにそれを深めること、そして実践の中で活用してみることが必要になる。そこで胆力養成では 「経営者研究」「経営理念研究」「経営戦略研究」の3つを柱とする「カリキュラム」 によって主に育成。ツールは自学自習のビデオ講座などで学んでいく。

④次に「実践力」は、実際に企業を起こすなり、新規事業を立ち上げるとか、あるいは実際の会社の立て直しや各種プロジェクトなど仕事の中からテーマを選定し、 改革を進める「改革テーマ」。自分の掘り下げたいテーマを深掘りする「深堀 テーマ」、あるいは自己の課題をより強化する「自己啓発テーマ」などの「テーマ 研究」によって実践的に育成。ツールはZoom会議などにより双方向のオンライン講座などで学んでいく。


第二章「教育内容」


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