トップ / 改革事例集 / マスコミ掲載改革事例集


「友情という名の交響曲」
〜インターネットによる地域活性化の事例〜

【実際のテレビの放送動画】1995年12月25日 NHK全国放送
            朝(1分)、昼(1分)、夕方(7分)
放送    



 ※「世界の子供たちに平和を送る」今回のプロジェクトの
活動の趣旨を高くご評価頂きユニセフ(国際
連合児童基金)
より感謝状がよせられました。

 戦後50年を迎える今年。世界の子供達に平和の祈りを込め、世界へ向けてインターネットを通じて、素敵な物語をクリスマスプレゼントとして発信するニュースです。
 日本で始めてベートーヴェンの「第9交響曲」が演奏された徳島県鳴門市では毎年年末になると全国から第9ファンが集まり盛大なコンサートが開かれます。
 ここ四国徳島県鳴門市は鳴門の渦潮で全国的に有名な町です。
第一次世界大戦中、ここ鳴門には板東俘虜収容所があり、中国で捕らえられたドイツ兵が収容されていました。
 収容所の責任者が大変な人格者で、自由な活動を許された捕虜たちは、やがて楽団を作りコンサートを開きました。1919年、彼らが演奏したのが日本での第9の初演です。
 この度、徳島市にオープンしたマンダラネットはこれを「友情という名の交響曲」という物語にして、全世界の子供達へのクリスマス・プレゼントとして発信します。
 このマンダラネットは、お遍路さんで有名な四国八十八ヶ所巡りの一番札所のお坊さんやアメリカ人ジャーナリストなどが中心になって作った地元のユニークな会社です。
 物語の中味は、ドイツ兵ジョージと収容施設の通訳の日本人青年ケンジがお互い、敵どうしの関係を越え音楽を通じて友情を育み第9の初演を行うというものです。
 この物語は、経営コンサルタントでプロジェクトの責任者でもある宇佐美泰一郎さんが実際の事実をもとに子供向けのドラマとした書いたものです。
物語は10ヶ国語に翻訳され、可愛い挿絵は地元の板東小学校の子供たちが書きました。世界15カ国から総勢80名のボランティアがスタッフとして参加しました。
 インターネットでの発信は世界標準時間のグリニッジ標準時間の12月25日午前0時、日本時間で12月25日の午前9時に行われます。
 実際の画面を御覧になりたい方は、http://www.mandala.co.jpというホームページアドレスを御覧下さい。以上、徳島からのニュースでした。

 

 

前へ