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2-8 ビジネス・ツールとしてのパソコン通信

 メタシステムズ社のビジネスは、単にネットワークの運営というわげではない。この企業の売り上げ構成は、主に三つの分野から成り立っている。
 一つ目は、企業内教育、あるいは組織問題に関するセミナー、あるいは講演などで、先に述べたフランク社長のバック・グラウンドとも大いに関係がある。
 二つ目は、このメタネットの運営によって得られる、新観会員の加入費、そして1ヵ月35ドル(約5千3百円)の会費、オンライン会報「ハイライト」の販売などのネヅトワーク運営による収入。
 三つ目は、電子会議システム「コーカス」のソフト・ウェアの販売。このソフトウェアは現在全米でも、最も人気の高い電子会議用ソフトウェアの一つで、主に三つの特徴をもっている。
 今まで大型コンピュータしか使えなかったものを、小さなパソコンでホスト・コンピュータの運営が出来ること。また、従来までであればかなり高額であったものが、約10万円前後から販売されていること。そして最後に、非常に簡便に使え、ピジネス・ツールとして使いこなすことを前提とした、ソフトだという点。以上の三つである。

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