- 特に民営化問題で揺れていた旧郵政事業庁(現在の日本郵便)の当時の松井浩 長官が、当時28万人抱え苦しんでいた郵政の建て直しをはかり、自ら『巨大組織おける改革の手法』を直接伝授してほしいと頼み込んできて全幹部を前に行ったその歴史的ともいえる講演は、その後の小泉改革による郵政民営化に多大なる影響を与えたといっても過言ではない。またその思想の普及については中央だけにとどまらず、現場を行脚し地方の郵便局長に直接その改革思想を語っている。ここでも彼の『現場で汗をかく人が自ら進める改革』の重要性を見て取ることが出来る。
特に全世界の松下、NTTなど彼が過去に手がけた巨大組織の改革は、いずれも意識の根底から変革すべきものであって、その改革の手腕には、右に出るものがないほどの実績の裏返しであると言われている。
【活動実績】
こうした松下グループをはじめ彼の改革の活動領域は日本国内は言うに及ばず、北米、中南米、アジア、中近東、欧州、アフリカをはじめ世界50カ国以上の国と地域にその支援先の事業所が広がっていて、まさにワールド・ワイドなコンサルティング活動を行っているのである。
- このような松下グループにおける活動は多くの上場企業、有名企業で高く評価されNTT、トヨタ、ソニー、富士通、NECはじめサントリー、JA、オートバックス、三井住友銀行、みずほ銀行、東京電力、関西電力(順不同)などの3000を超える多くの企業が彼の実践的な人材育成プログラムをすでに実施している。
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また今日に至るまで取り組んだ改革テーマはその得意とするIT経営をはじめ 事業構造改革、 経営管理 、 開発・生産・資材 、 営業・マーケティング、 人事・総務 、 経営管理・財務 、 物流・保管管理 、 営業技術・サービスと実に幅広く、20年間にわたって取り組んだそのテーマも実に300以上を超える。
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【改革リーダー(チェンジ・エージェント)育成プログラム】
特にチェンジ・エージェント(改革推進者)の育成プログラムは内外から高い評価を受けており、GE、3M、IBM、マイクロソフトなど多くの国際企業で現在経営者育成の主流となっている『アクション・ラーニング手法』を独自に応用発展させ、全世界どこにもない経営者育成の実践プログラムを完成させている。
長年の勘や経験に基づいて育てられる経営者は、従来までは研修では育成不可能とされてきた。それは生来生まれ持った資質に加え、芸術的とさえ言われるような独特の感性や強固な哲学が必要だからである。そのためこの指導者育成のプログラムの開発に当たっては、松下幸之助の人育ての極意である、『自修自得』の育成思想を基にしている。これは下記のような思想である。
『指導者たるもの他から言われてやる受け身の教育では一切身につかない。自ら自立・発意し(立志)、直接現場に出向き事実を見極め、多くの人々の声に耳を傾け(情報収集能力)、この世に存在する課題を自ら発見し(課題形成力)、また世界中の専門家の知恵を集め問題の原因を分析し(原因分析能力)、課題の本質を追求し真の課題にまで掘り下げ(課題追求能力)、その結果皆が納得し賛同する解決策を立案し(解決策立案・戦略的意思決定力)、さらに多くの賛同者を集め共感し、次代のビジョンや方向性を指し示し、反対するものを説得し(リーダーシップ力)、いかなる反対に会おうとも断固として決断し(決断力)、そして途中何があっても最後までやり抜く執念(志操)を持つ。こうした総合的な力が経営者には必要である。』
- この総合的な指導力の養成のために松下政経塾では常任の講師は一人もいない。『特定の師を持つのではなく、自らが自らの師となり本質を究めるというのでなければ真の指導者は育たない。それは剣豪、宮本武蔵が自ら師を持たず、山野に分け入って修行を積み最後は鏡に向かって自己を極めたように。』 これが、松下幸之助の『自修自得』の精神である。
特にこのチェンジ・エージェント(改革推進者)の育成プログラムは、テキスト「改革の志の立て方」を用いて松下政経塾の数多くの後輩たちの指導に活用された。
この松下政経塾からは、創設後30年足らずわずか300人にも満たない卒業生の中から、野田 佳彦 財務大臣、前原 誠司 前外務大臣、玄葉光一郎国家戦略担当大臣、 原口 一博前総務大臣、樽床伸二元民主党国会対策院長、福山哲郎官房副長官はじめとする現職(元職)の政府閣僚、ならびに伊藤 達也 元金融担当大臣、高市 早苗 元イノベーション担当大臣などの自民党時代の大臣経験者、衆議院予算院長逢沢 一郎 自民党衆議院議員、 元民主党代表、 民主党衆議院議員、松原 仁 民主党衆議院議員、高齢問題のプロ・ 山井 和則 民主党衆議院議員など現在衆参合わせて30名以上の国会議員、さらに 松沢 成文 神奈川県知事、村井 嘉浩 宮城県知事、山田 宏 東京杉並区長、中田 宏 横浜市長、鈴木 康友 浜松市長 、奈良 俊幸 越前市長など全国の10名近い首長、さらに地方の県会、市会レベルの総勢40名を超える地方議員をはじめ、イマジニアの 神藏 孝之 社長など上場企業の創業者を含む多数の指導者を輩出する、松下政経塾の高い実績に秘密が隠されている。
これは松下政経塾の創設者、故松下幸之助氏の独自の人材育成理論である『自修自得』の理論を基にしたものである。『経営者、リーダーは育てて育てられるものではない、自らが自らの師となるべきである』、との教えから元来この塾では常任の講師は持たない。しかし、宇佐美泰一郎は自ら塾生だった経験を生かし、その独自のノウハウと経験によって、『経営者育成のまったく新しいプログラムとテキストを開発。』 自ら未来のリーダーとなるべき後輩たちの指導に10年間携わってきた。これが今日のプログラムの大きな下地となっている。
【その他の改革支援サービス】
こうした豊富な改革支援サービスなかでも特に人気が高いのが、現場の営業マンと同行セールスを行いお客様の潜在ニーズを引き出し、的確なソリューション(問題解決策)を提供するという最新の営業手法は、実践的コンサルタントならではのオリジナルプログラム、『ソリューション営業力強化プログラム』としてNTT、富士通、NEC、松下電器産業などのソリューションビジネスの現場で『切り札』として効果を挙げている。
ほかにも 講演会『改革請負人が語る わが師・松下幸之助』をはじめ、 経営改革セミナー 、 IT経営セミナー 、 ビジネスモデル再構力プログラム 、 キャリア・ビジョン・セミナー などの総合的なプログラムが多数ある。特に最近、最も人気が高いのが2007年問題として、団塊世代の大量退職に伴い、早急に経営幹部を育成するニーズが高いため、企業側のこうした切実な願いに答えた社長塾 『経営道場』(経営幹部育成研修) がひっきりなしである。
彼のこうした改革の活動はもともと早稲田大学時代のシステム理論に基づく『トップマネジメントの研究』にまでさかのぼることが出来る。当時、『経営は芸術だ』とされ、その理論化、定量化は不可能とされたものを、会社のトップ100名(従業員100名以上)のトップとの入念な面談調査を行い、それを元に数値化し、トップマネジメントの数理モデル化に成功した『変革期におけるトップマネジメントに関する研究』は、青山大学のある教授からは、卒業論でありながら博士論文の粋にあると評されたほどであった。
「最大の危機を最高のチャンスに変える改革請負人」をスローガンに豊富な実践経験をもとに独自の改革手法を開発。特にチェンジエージェント(改革推進者)の育成を通じた経営改革、組織改革には定評があり、今日まで、持ち前の情熱とバイタリティーで、数多くの企業、組織の改革を成功に導く。
【改革支援サイトの運営】
改革リーダーのための今ご覧頂いている、改革支援サイト(http://newport.jp)を運営。特にブログ『ダイブツ君のひとり言』は日本の各界のリーダー約1000名の登録人数を誇り、その話題の豊富さと緻密に調べ上げられた調査、ウイット富んだ流れるような文筆力で『読み始めると思わず吸い込まれるようだ。』と大変人気を博している。
- 【著書その他】
1990年、株式会社ニューポートを設立。1997年、現在の大阪府吹田市江坂(大阪市営地下鉄御堂筋線江坂駅から徒歩3分)の地に事務所を開設。現在、同代表取締役。 中小企業診断士(情報-369)。 著書に「パソコン通信はあなたの組織を変革する」(東京書店)、「システムズ・アプローチによる改革の実践」(弊社刊)、「改革の志の立て方」(弊社刊)等。オデコのホクロがトレードマーク。ニックネームは「大仏」。
- 【パーソナル】
趣味は料理とクラシック音楽など多彩。特に料理はスペイン料理のパエリアを得意とし、ピザは生地から作るという凝りよう。 毎日事務所と自宅の間を往復一時間自転車でこぐ。メタボ克服のために行った『10日間の断食』、『一切の断酒』、『断肉』などその誰にも負けない集中力と記憶力、意志の強さは受講生の間でも大評判である。30歳のピークのときに100kgだった体重がなんと45歳のときに67kgまでになった驚異のダイエット経験を持つ。 愛妻と二人で今も新婚気分抜けやらない生活をエンジョイしている。
【E-mail】
- DAIBUTSU@newport.co.jp
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