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第三章 世界一のホームページの定義

第一項 要素の抽出

段階を踏んで調査し、それらのポイントをまとめた「まとめ()()()」から、世界一のホームページの定義に必要な要素を抜き出す。次の表3−1,表3−2,表3−3には、どのホームページにどのようなポイントがあり、そこからどのような要素が抽出できるのかを体系化した表を示した。なお、要素の欄が空白のものは、体系図の中の他のホームページの中に同じ要素が見られる場合、もしくはそれ自体に特筆すべき要素がない場合である。

表3−1 抽出できた要素《表2−2 ポイントのまとめ(1)から

ホームページ名

ポイント

世界一ホームページに必要な要素

Yahoo! Japan

l         ネットを使うのに必要な、定番のサービスの提供による利用者の取り込み。

(1)定番作り。

ソフマップ

l         オンラインショップサイトの基本的構成を網羅。

Ø         商品のカテゴリ分類

Ø         個人用のカスタマイズページ

Ø         参照ページからオススメ商品の紹介

(2)ユーザの立場(ニーズに基づいた)コンテンツ。

Amazon.com

l         第三者による評価の閲覧が出来る。

l         みずからの評価が反映される。

l         「おすすめ商品」の提供。

(3)マーケティングのための消費者の声の吸い上げ。

(4)情報提供。

FOODS Info Mart

l         会員ページの入り口と、サービス案内を一番左上に色分けして設置。

l         正面に、売り手・買い手別の情報ページのリンクが張ってある。

l         活用事例を掲載。

l         検索ページ。キーワード検索以外に売り手・買い手それぞれ三つずつ。

l         ネット上でビジネスが成立するような配慮。セキュリティーのアピールなど。

(5)ユーザごとにコンテンツを設置。

(6)事業の強みをアピール。

(7)ネットそのものがビジネス。

全日空

l         お得な情報を真正面に掲載。

l         チケットの予約、空席情報、発着情報をホームページ上で利用できる。

l         会員ページを設け、特定のサービスを受けられる。

l         旅行情報が見られる。動画を用いたものもある。

(8)お得情報を掲載。

(9)顧客満足の向上。

松井証券

l         トップ画面の左に「はじめての方へ」と「取引画面デモ」を大きく設置。

l         メインメニューを真正面に設置。

l         ニュースをメインメニューの真下に配置。正面にわかりやすく。

l         会員制にしてサービスを実施。

 

楽天市場

l         取扱った商品数を表示

過去から現在まで、取り扱った商品の横に、件数を表示。具体的な数字を表す。                                                                                                                                    

l         膨大なコンテンツ

大手企業から個人事業まで、大小取り混ぜた店舗構成で、多数の商品提供を実現。

(10)顧客からの信用を確保。

(11)商品が充実している。

マクドナルド

l          ファミリーにターゲットをしぼる。子供に向けてのオンラインゲーム、両親に向けての品質情報、社長自らのエッセイ・コラムの掲載により、親しみやすい企業をアピール。

l         検索システムにより、一番近くの店舗を検索可能。

l         各店舗で使用可能な割引クーポンの発券により、何度でも来たくなるページに。

(12) 絞り込まれたターゲットと合致したコンテンツ

(13)クリックアンドモルタル

(14)ユーザの囲い込み

おこめホームページ

l         ホームページ全体が学習教材となっている。

l         ターゲットである小学生のために、学ぶ意欲が自らわいてくるような楽しいコンテンツが豊富にある。

(15)教材を提供。

まろ茶

l         ホームページで限定CMを流している。

(16)オリジナリティーを出して他社との差別化を図る。

ユニクロ

l         ネット上でも直接買うのと同じような安心感。

l         ネット通販を開始するずっと前から、ホームページ上に全店舗の地図を載せていた。

(17)店舗のカラーとホームページのカラーを合致。

Habitat

l         商品検索機能。

l         Flashを使ったシミュレーション機能。

(18)サービスの充実。

ミキハウス

l         お母さんに役に立つ子育てなどの情報の充実。

l         電子アルバム制作代行サービス。

l         子供と一緒に遊べる・学べるコンテンツ。

(19)コンテンツの充実。

セブンイレブン・ジャパン

l         広く内部の情報を公開。

l         お食事配達サービス(新サービス)。

(20)組織の強みをアピール。

ジャパネットたかた

l         商品一つ一つに細やかな機能紹介・お勧めポイントを表示。

l         丁寧な組織概要。

l         動画ショッピング。

(21)商品紹介がリアルで購買欲をよりあおる。


表3−2 抽出できた要素《表2−5 ポイントのまとめ()

ホームページ名

ポイント

世界一ホームページに必要な要素

DELL

l         商売に絞っている

l         ユーザの区別⇒ex.個人→オークション、SOHO→導入事例

l         注文生産

(22)ユーザの立場(ニーズ)に立ったコンテンツ

※ユーザ情報の取り方


キーエンス

l         商品の技術仕様が細かい(仕様、図面etc)

l         相手はほとんど技術屋さんでその人にピッタリのより深い情報

l         コンセプトは「商品カタログ」で抜群の情報量

(23)コンテンツ(商品カタログ)の質量の充実で、その会社の実力を的確に伝えられる

(24)顧客のニーズにピッタリのものを顧客自らの選ぶ⇒販売の手数が省ける(購買の手数料省ける)

トヨタ

GAZOO.com

l         トヨタがユーザ囲い込みのための戦略を位置付ける

l         車以外の多彩な商品アイデア

l         BBS、チャット、ゲーム等もある

l         20,30代の若手へのマーケティング戦略

(25)いかにユーザ情報をとって、囲い込むか?⇒そのための道具

 ネットの定義がちがう⇒本体のトヨタの情報収集手段

ローム

l         エンジニアをターゲットに絞り込んでいる

l         製品(部品)の検索用のモデル図

l         「世界初」「業界初」という表現でいかにロームが優れているかストレートに伝える

l         入り口を広くする事が商売に直結

(26)グローバル市場を意識すると、仕様書、設計図、あるいは世界初のようなスタンダード

(27)ユーザ(エンジニア)のニーズにピッタリしたコンテンツ

ツタヤオンライン

l         お店に行ってレンタルする時のアシストサービス(色々な内容にふみこんだ検索可能、CD試聴)

l         会員になると、在庫検索まで出来る

(28)クリックアンドモルタル

アサヒビール

※お酒を飲みたくなる刺激を与える

l         キャンペーン

l         商品関連グッズ

l         クッキングレシピ

(29)コンセプト(目的)、ターゲットユーザを絞らないとアピールできるものもできない

富士通

l         富士通グループのニュースをTOPに掲載

l         コンピューター・ネットワーク関連会社のニュースを速報

(30)「コンピュータ関連ニュースなら富・士・通へ行け」という定番づくり

(31)周辺情報・関連情報も組み合わせる

ヨドバシカメラ

l         ヨドバシ度チェックで会社との相性を診断

l         サービス網一覧のポータルサイト(メーカーサービスネットにリンク)

(厳しい労働環境の中で働く気になって欲しい)

(32)診断システム

(33)ポータルサイト化

(34)自分の事業の弱い所、強い所を強化する 活用の有効

セブンイレブン

(セブンドリーム)

     NEC、野村総研、SONY、SONYマーケティング、三井物産、JTB、キノトローブが共同出資

l         日記風・漫画風に商品を紹介

l         割引チケットがある

(35)バックヤードの商品供給等 ビジネスモデルに絡む要素を提携先として取り込んでいる

(36)商品ズバリでない

 親しみのある表現

HONDA

l         スペシャルページ(車種ごとのページ)にFLASHを使用⇒感性に訴える

l         コミュニティーが質量ともに充実⇒HONDAファンの拡大強化

l         テクノロジーが第一階層にある

(37)感性に訴えるイメージ情報(動画・音響)

(38)商品開発、マーケティングのための消費者の声の吸い上げ→双方向コミュニケーション参加型

(39)自ら強みのアピール

スルガ銀行

l         特定ユーザ向けにユニークな商品(ex、SEバンク、女性向けSo-net支店)を提供

l         web上の銀行(地域以外が70%の預金)

(40)ネットそのものがビジネス(製品を売るためのツールでない)

(41)他社との差別化の最大のポイントは商品の中味・ユニークさ

(42)ビジネスモデル全体像の中でどう位置付けるか?

SHARP

l         メビウス・ザウルス・アクオス等ブランドを前面に押し出している

 

ウェディングネット

l         色使いが淡い

l         ウェディング関連のネットについてポータルサイト化されている

l         結婚式のオリジナルコーディネートの「事例集」を掲載

(43)コンセプトとカラーの合致

(44)ニーズに基づいたパターン化

価格.com

l         ランキングで充実したコミュニティー機能

l         登録しておいた商品の価格が変動したらメールで速報

l         BOTS:同時見積がとれる

(45)コミュニティーの充実

(46)電子メールとのリンケージ

(47)ビジネスモデル:「比較」

カフェグローブ

l         若い女性向けのWeb雑誌

l         仕事探し、お買い物MAP、DBが充実

l         日に約10コンテンツを更新

l         友達に気に入ったページをメールで送れる

(48)メインターゲットを絞り、ドンピシャのコンテンツ

(49)商品の広告を前面に出さずに、裏ではしっかりお金を取る

(50)電子メールとのリンケージ

Tiffany&Co.

※ティファニーのイメージ:上品、宝石

l         宝石の選び方、ケアの仕方を掲載

l         淡い色、文字がゆっくりとフェードイン・フェードアウトする

(51)企業のブランドイメージをビジュアル・デザインで表現

Louis Vuitton

l         動画を多様

l         ルイヴィトンミュージアムでナレーションが出てくる

l         オーナーの部屋の中が360°見える

(52)声・ナレーションのインパクト→音響

GUCCI

l         画面のプリントボタンがある

   →商品カタログが分厚い

   →商品選択の容易さ

(53)ユーザの買いやすさ

  発注のしやすさ

ヤマト運輸

l         機能重視で、仕事で使ってもらうことを前提としたシンプルな作り

l         バックヤードの仕組みやシステムを前面に押し出している

(54)Webで仕事をする。(商品の一部)

(55)差別化のポイントは商品の中味そのもので、見せ方の問題ではない。

(56)「物を運ぶ」から「安心を運ぶ」への転換⇒顧客満足の向上。

SONY

l         eHQ=ヘッドクォータを中心に個々の事業が独立

l         ネット=ビジネス(ソニー生命の例)

l         ネット=個々のビジネスを束ねるポータル

(57)第1,2,3階層⇒戦略ビジョン→ドメイン→プロダクツ。

  トップマネージャーの頭の中がツリー図にそのまま表現される。

花王

l         サイトマップの項目説明がある

l         「モノを売る」より「お客様の安心」を重視

l         製品に対する絶対的な自信があるからこそ

(58)「経営理念」に密着したWebコンセプトを重視。

GE

l         商売を重視した合理的なページ

(59)「売り」だけでなく「仕入れ」も意識する。


表3−3 抽出できた要素《表2−6 ポイントのまとめ()

ホームページ名

ポイント

世界一のホームページに必要な要素

伊藤忠ファッションシステム

l         業務内容の紹介において、ケースを取り上げて紹介。

l         人材登録ページの設置。

l        会員制フォーラムの紹介。

(60)過去の実績をアピール

関西新技術研究所

l         会社の紹介、技術開発からコンサルティングまでできるという強みのとおり、その順を追って解説している。

l         過去の実績をまとめて見られるページを設置。

l        研究テーマの提案。担当者の名前とともに掲載。

(61)強みのアピール

(62)顧客のニーズに応える。

ビジネスブレイン太田昭和

l         案件別に、協力者を求めるページ。

l         さまざまな事業領域を、図を用いてカテゴリ別に説明。

l        セミナーの紹介と、その予約。

(63)顧客ニーズに立脚

あさひ銀総合研究所

l         豊富な事例紹介

l         具体的なコンテンツに辿り着くのにいくつかの切り口を設ける。

l        Web上でサービスの受注など会員サービスを提供。

 

日本能率協会総合研究所

l        主力商品を独立した一つのサイトで編成し、メインの格を上げる。

(64)見せ方 アピールの仕方

NRI野村総合研究所

l         ソリューションにおける具体的な事例紹介。

l         流行の理論を切り口にサービスを紹介する。

l        著作物の公開による理論の普及。

(65)自社の強みを前面に

(66)気づきへの糸口

株式会社日本総合研究所

l         サイト内検索ができる。

l        コンサルティングという形のない商品をカタログにしてホームページ上で公開している。(ソリューションカタログ)

(67)顧客により分かりやすく商品を提供

株式会社タナベ経営

l         商品(コンサルティング)の一連の流れを追って知ることができる。

l         毎月3分「経営要諦」の動画配信を行っていて、ネット上で小さなセミナーを体験することができる。

l        メンバー登録制で、メンバーにならないと知ることができない情報がある。

(68)気づきへのお手伝い

株式会社フレッジテクノロジー

l        ホームページ全体が企業概要と事業内容だけである。

 

株式会社ギャブコンサルティング

l        事例を挙げて、企業の実力をアピール

(69)実績・強みのアピール

株式会社ビジネスコンサルティング

l         ユーザに疑問をぶつけて訴えかけているTOPページ

l         コンサルティングで実際に行うプログラムの公開

l        会員専用ページの設置

(70)危機感をあおる。

NEC総研

l         TOP画面に大きく新着情報を載せている。

l         手法(シックスシグマ)を紹介して、コンサルティング能力をアピール

l        経営改革コンセプトの視点から紹介

(71)メインターゲットを絞る

UFJ総合研究所

l        体系的なコンサルティングメニュー紹介

 

日本能率協会コンサルティング

l         Webコンサルティング

l        担当コンサルタントが会社を訪問し、業務の実態を把握した上で指導

(72)サービスの充実

株式会社インダストリアルサービス・インターナショナル

l        全体を通して必要事項しか書かれていないシンプルなページ

 

船井総合研究所

l         親しみを前面に押し出したページ

l         イラスト(キャラクター)を多用していること、そして理解しやすい言葉を使用していることにより、特別コンサルタントに興味のない顧客でも、気軽に読みやすく、企業に興味を持ってもらいやすい。

(73)親しみのある表現

富士通総研

l         トップページがスクロールを用いず、1ページで簡潔している。また、ページを同色系により統一することで、落ち着いたイメージをかもし出す。

l         ユーザンケート調査結果・ネットビジネスの最新動向・消費者ニーズの動向が確認できる公開ページ。

l         担当のコンサルタント自らのコメントや、多数の実績を表示することで、重厚な信頼をうっている。

(74)簡潔なトップページ

(75)高い資料価値

(76)間接的にビジネスに関与

総合経営研究所

なし

なし

 

表3−4 第一次グループ化()

共通点

抽出した要素

自己の強みの強化・弱みの補強

(6)事業の強みをアピール。

(10)顧客からの信用を確保。

(20)組織の強みをアピール。

(34) 自分の事業の弱い所、強い所を強化するために有効活用。

60)過去の実績をアピール

61)強みのアピール

64)見せ方、アピールの仕方

65)自社の強みを前面に

76)間接的にビジネスに関与

提携先との連携

(35) バックヤードの商品供給等、ビジネスモデルに絡む要素を提携先として取り込んでいる

商売を前面に出さない表現・工夫

(36) 商品ズバリでない、親しみのある表現

(49) 商品の広告を前面に出さずに、裏ではしっかりお金を取る

コンセプトを絞る

(経営理念と実践との密着)

(58) 「経営理念」に密着したWebコンセプトを重視。

(59) 「売り」だけでなく「仕入れ」も意識する。

メインターゲットを絞る

(12) 絞り込まれたターゲットと合致したコンテンツ

(29) コンセプト(目的)、ターゲットユーザを絞らないとアピールできるものもできない

(48) メインターゲットを絞り、ドンピシャのコンテンツ

(71) メインターゲットを絞る

気づきへの糸口

(66) ユーザの気づきへの糸口

(68) ユーザの気づきへのお手伝い

(70) ユーザの危機感をあおる。

商品の中味こそ差別化のポイント

(見せ方の問題でない)

(41) 他社との差別化の最大のポイントは商品の中味・ユニークさ

(55) 差別化のポイントは商品の中味そのもので、見せ方の問題ではない。

クリックアンドモルタル

(13),(28)クリックアンドモルタル

ネットそのものがビジネス

(7)ネットそのものがビジネス。

(40)ネットそのものがビジネス(製品を売るためのツールでない)

(47)ビジネスモデル:「比較」

(54)Webで仕事をする。(商品の一部)

(72)サービスの充実

コンテンツの質量 企業の実力をアピール

(11)商品が充実している。

(19)コンテンツの充実。

(23)コンテンツ(商品カタログ)の質量の充実で、その会社の実力を適格に伝えられる

(39)自ら強みのアピール

(69)実績・強みのアピール

(75)高い資料価値

ユーザ囲い込み・情報の収集(本体の戦略への活用)

(4)情報提供。

(8)お得情報を掲載

(14)ユーザの囲い込み

(25)いかにユーザ情報をとって、囲い込むか?

プロの目にかなう専門情報

(16)オリジナリティーを出して他社との差別化を図る。

ビジネスモデル全体の中でネットを効果的に位置づける

(26)グローバル市場を意識すると、仕様書、設計図、あるいは世界初のようなスタンダード

(42)ビジネスモデル全体像の中でどう位置付けるか?



 二つ目のグループは、ユーザにとっていかに見やすくて使いやすく、利用価値が高いかという観点で見たホームページの要素である。

表3−5 第一次グループ化()

共通点

抽出した要素

ユーザの買いやすさ・使いやすさの追求

(9)顧客満足の向上。

(18)サービスの充実。

(53)ユーザの買いやすさ(発注のしやすさ。)

(56)「物を運ぶ」から「安心を運ぶ」への転換。顧客満足の向上。

(67)顧客により分かりやすく商品を提供

戦略ビジョン・ドメイン・プログラムのトップマネジメントの核をツリー図に表現する

(57)戦略ビジョン(第1階層)→ドメイン(第2階層)→プロダクツ(第3階層)。トップマネージャーの考えがツリー図にそのまま表現される。

ユーザー・ニーズに立脚(ニーズとコンテンツの一致)

(2)ユーザの立場(ニーズに基づいた)コンテンツ。

(5)ユーザごとにコンテンツを設置。

(22)ユーザの立場(ニーズに基づいた)コンテンツ

※ユーザ情報の細かい取り方

(24)顧客のニーズにピッタリのものを顧客自らが選ぶ。販売の手数が省ける(購買の手数料省ける)

(27)ユーザ(エンジニア)のニーズにピッタリしたコンテンツ

(44)ニーズに基づいたパターン化

(62)顧客のニーズに応える。

(63)顧客ニーズに立脚

定番づくりによるポータルサイト化

(1)定番作り。

(30)「コンピュータ関連ニュースなら富士通へ行け」という定番づくり。

(31)周辺情報・関連情報も組み合わせる

(33)ポータルサイト化

診断システム

(32)診断システム


三つ目は、IT技術の特性を十分に活かしながら、情報媒体の一つとしてうまく利用出来ているかという観点で見たホームページの要素である。

表3−6 第一次グループ化()

共通点

抽出した要素

感性に訴えるイメージ(動画、イラスト)

(16)オリジナリティーを出して他社との差別化を図る。

(21)商品紹介がリアルで購買欲をよりあおる。

(37)感性に訴えるイメージ情報(動画・音響)

(73)親しみのある表現

コンセプトに合致した色・デザイン・動画

(17)店舗のカラーとホームページのカラーを合致。

(43)コンセプトとカラーの合致

(51)企業のブランドイメージをビジュアル・デザインで表現

(74)簡潔なトップページ

音響・ナレーション・BGMの有効活用

(52)声・ナレーションのインパクト→音響

消費者の声を吸い上げる

双方向コミュニケーション

(3)マーケティングのための消費者の声の吸い上げ。

(38)商品開発、マーケティングのための消費者の声の吸い上げ。双方向コミュニケーション参加型

コミュニティーの充実でファン作り

(45)コミュニティーの充実

電子メールとのリンケージ

(46),(50)電子メールとのリンケージ

 以上のようにグループ化をした後、ある発見があった。それは、今回の三つのグループが、定義作りの最初に設定した「三つの着眼点(仮説)」と似ていたのである。実際にどの部分が似ているのかを体系的にまとめて下の表に示した。なお、類似点においては「企業」、「ホームページ」、「ユーザ」の三つの立場があるものとして述べている。

表3−7 着眼点とグループ化の比較

三つの着眼点(仮説)

類似点

導き出した三つのグループ

その企業のビジネスモデルの中に、ホームページの使われ方が組み込まれているか。

「企業」と「ホームページ」のつながりに着目。「ホームページ」がいかに「企業」の経営活動の役に立っているか、という点。

企業の経営活動におけるビジネスツールとしていかに有効か。

ユーザからの視点で見たときに、ホームページが使いやすく、企業や商品の魅力が伝えられるか。

「ホームページ」と「ユーザ」のつながりに着目。「ユーザ」にとって、いかに魅力のある「ホームページ」なのか、という点。

ユーザにとっていかに見やすくて使いやすく、利用価値が高いか。


IT技術の特性である双方向コミュニケーションや、映像・音声の提供など、他のメディアにはない特性を大いに活用しているか。

「ホームページ」そのものに着目。IT技術の特性を活かせているか。

IT技術の特性を十分に活かしながら、情報媒体の一つとしてうまく利用出来ているか。

今回のグループ分けは、客観的な評価尺度を用いて導き出したものであることから、これらをそのまま定義の体系化に用いることにした。そのために、一つ一つの分類に名前をつける。

 一つ目は、「企業の経営活動におけるビジネスツールとしていかに有効か」ということから、「ビジネスへの貢献」とする。

 二つ目は、「ユーザにとっていかに見やすくて使いやすく、利用価値が高いか」ということから、「ユーザにとっての利用価値」とする。

 三つ目は、「IT技術の特性を十分に活かしながら、情報媒体の一つとしてうまく利用出来ているか。」ということから、「IT技術の活用」とする。

 以上、三つのグループを正式に「三つの着眼点」と呼ぶこととする。


第三項 第二次グループ化

第二項において要素をグループ化し、「三つの着眼点」を生み出したが、更に一段階のグループ分けができることに気づいた。それにより、要素の仲間分けがより明確になると考えられたのである。この項では、「三つの着眼点」を六分類することについて述べる。

 まず、「ビジネスへの貢献」を見ると(第三章第二項を参照)、「自己の強みの強化・弱みの補強」といったような、ビジネスの補助的な位置づけのものと、「ネットそのものがビジネス」といったような、直接ビジネスに結びつく位置づけのものとに分類できることが判明した。そこで、これらを二つに分類すると共に、名前をつけることにした。

一つは「ビジネスモデルとして活用」とする。ビジネスモデルとは、『ビジネスの仕組み。事業として何を行ない、どこで収益を上げるのかという「儲けを生み出す具体的な仕組みのこと。』である。この分類ポイントは、ビジネスの仕組みの中にホームページを組み込んでいるというものである。もう一つは「ビジネスの間接支援」とし、その分類ポイントは、企業が持つ理念や商品の宣伝などをホームページに反映し、企業の経営活動の補助としての役割をしているということである。つまり、企業をイメージを上げたり、商品の宣伝をしたりして経営活動を間接的に支援しているという位置づけである。

表3−8「ビジネスへの貢献」の更なる分類

分類

要素

ビジネスモデルとして活用

提携先との連携

クリックアンドモルタル

ネットそのものがビジネス

ビジネスモデル全体の中でネットを効果的に位置づける

ユーザ囲い込み・情報の収集(本体の戦略への活用)

ビジネスの間接支援

自己の強みの強化・弱みの補強

商売を前面に出さない表現・工夫

コンセプトを絞る(経営理念と実践との密着)

メインターゲットを絞る

気づきへの糸口

商品の中味こそ差別化のポイント(見せ方の問題でない)

次に、「ユーザにとっての利用価値」である。これは、ホームページがいかにユーザに配慮して作られているか、という要素を集めた分類である。その配慮は、機能面と内容面の大きく二つに分けられる。機能面の分類名を「使いやすさへの配慮」とし、内容面の分類名を「コンテンツの充実」とする。


表3−9「ユーザにとっての利用価値」の更なる分類

分類

要素

使いやすさへの配慮

ユーザの買いやすさ・使いやすさの追求

戦略ビジョン・ドメイン・プログラムのトップマネジメントの核をツリー図に表現する

コンテンツの充実

ユーザー・ニーズに立脚(ニーズとコンテンツの一致)

定番づくりによるポータルサイト化

診断システム

三つ目の「IT技術の活用」も二つに分類できる。一つ目は、「映像・画像・音声への活用」である。画像や動画、音声などを駆使し、見る人により効果的に情報を提供しているかという要素を集めた分類である。もう一つは、「コミュニケーション機能への活用」である。電子メールや電子掲示板などを効果的に用いて、交流の場としての役割を果たしているかという要素を集めた分類である。

表3−10「IT技術の活用」の更なる分類

分類

要素

映像・画像・音声への活用

感性に訴えるイメージ(動画、イラスト)

コンセプトに合致した色・デザイン・動画

音響・ナレーション・BGMの有効活用

コミュニケーション機能への活用

消費者の声を吸い上げる

双方向コミュニケーション

コミュニティーの充実でファン作り

電子メールとのリンケージ


第四項 定義の完成

 これまで55のホームページを詳細に研究し、その中から76個の要素を抽出した。それらを段階的に分類し、定義作りの土台を固めてきた。この項では、その分類した要素を体系的に整理し、「世界一のホームページの定義」を表す。一覧表にしたものは表3−11を参照のこと。

¯       「ビジネスへの貢献」…企業の経営活動におけるビジネスツールとして有効か。

Ø        「ビジネスモデルとして活用」…ビジネスの仕組みの中にホームページを組み込んでいるか。

Ø        「ビジネスの間接支援」…企業が持つ理念や商品の宣伝などをホームページに反映し、企業の経営活動の補助としての役割をしているか。

¯       「ユーザにとっての利用価値」…ホームページがユーザに配慮してつくられているか

Ø        「使いやすさへの配慮」…機能面におけるユーザへの配慮がされているか。

Ø        「コンテンツの充実」…内容面におけるユーザへの配慮がされているか。

¯        「IT技術の活用」IT技術の特性を活かし、情報媒体としてうまく利用しているか。

Ø         「映像・画像・音声への活用」…画像や動画、音声などを駆使し、見る人により効果的に情報を提供しているか。

Ø         「コミュニケーション機能への活用」…電子メールや電子掲示板などを効果的に用いて、交流の場としての役割を果たしているか。

 


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